米国公認会計士 US CPAおすすめ勉強法【失敗談あり】

US CPAに興味がある人

US CPA(米国公認会計士)にどのように勉強すれば効率的?

こんな疑問に答えます。

私は、この記事を書く3年前に米国公認会計士に合格しましたが、合格までに期間:6年半、費用190万円費やしました。内訳は下記のとおりです。

費用(190万円)の内訳

  • 独学勉強時に購入した書籍:数万円
  • プロアクティブ単位取得:40万円
  • プロアクティブ本講座価格:25万円
  • アビタス講座費用:50万円
  • 試験代:60万円(平均1科目3回ぐらい受けました)
  • 出願料等:10万円

期間(6年半)の内訳

  1. 独学で本を買って勉強(0.5年)
  2. プロアクティブという専門学校にいき単位取得(1年)
  3. 本試験の勉強をして1科目合格、しかし残り科目は合格できず、科目合格期限切れ(2年)
  4. その後、しばらく勉強中断(2年)
  5. アビタスに通いはじめる、4科目合格(1年)

「もっと効率的にやっていれば期間も費用も半分までいかなくても3分の2くらいにはなった」と思います。

この記事を読んで私と似た失敗を繰り返さないようにしていただければと思います。

目次

資格勉強で大事なこと

資格の勉強で大事なこと

これまで様々な資格に挑戦してきて資格の勉強で最も追及すべき大事なことは下記です。

「選択肢問題の正答率を如何に上げるか」

米国公認会計士でも公認内部監査人でもその他の資格でもこれは共通。

そして選択肢問題の正答率を上げる手段は「理論と実践を繰り返すること」です。

そのために「教科書⇔問題演習の反復」がキーポイント。

具体的には以下の2つのプロセスです。

  • 教科書で基礎知識を得る→関連問題を解く
  • 問題を解く→間違えたところを教科書で復習し不足知識を補う 

図示すると下記のようになります。

このプロセスを高速に何度も何度も回転させること。シンプルにこれだけです。

そのために以下の2つの要素がとても重要になってきます。

  • 教科書の質:体系的に整理されているか、問題で間違えた箇所を教科書を立ち返って見た時に理解しやすいか
  • 問題演習のしやすさ:移動時間等に負担なく効率的に問題に取り組めるか、解説は適切か、教科書とリンクしているか

独学か、スクールに通うべきか

これまで様々な資格に挑戦した経験からの結論:米国公認会計士は「スクールにいくことを選択すべき」です。理由を下記です。

  • 勉強する材料がほとんどない。集めるのが大変(英語書籍では探せばあるのかもしれないが、純日本人が探すのは効率的でない)
  • 受験要件を満たすのに単位を取得する必要があり、普通の日本の大学を出た日本人では、単位取得のために専門学校の提携プログラムを活用することが必須となる
  • 試験代が1科目約5万円と高いため、独学で何度も落ちたら気持ちがなえる(脱落する可能性が高くなる)

独学では理論(教科書)と実践(問題演習)を高速回転させることが難しいです。

US CPAスクールの選び方①~失敗~

私の失敗談を共有します。

最初に通った学校がプロアクティブ/グアム大学日本事務局

この学校を選択した理由は料金が20万円代と最安値であったためです。

受験要件を満たすためにグアム大学で単位を取り、その後、講義をインターネットで聞き、MC問題を繰り返し試験に臨みました。なんどか受けて、1科目合格まではいきましたが、その後は落ち続けました。

結果的に単位取得と講座で、計60万円払ったものの、合格までいかず一度は資格の勉強の継続をGive Up。

当時は簿記2級、TOEIC800点、中小企業診断士を取得してある程度ベースはあると思っていましたが実務は営業職しか経験しておらず、会計分野での実務経験はなかったので、ベース知識がなかった。

また教科書が英語でキーワード等のポイントが書いてある簡単なものであったので、なんとなく読み流してしまい知識が定着しなかった、このあたりが敗因ととらえています。

私には結果的にこのスクールには合いませんでしたが、知識のベースがあり、単位も既にあり、講座を安価ですましたい人には合っているかと思います。

プロアクティブ/グアム大学日本事務局の特徴
  • 本講座は最安値の価格
  • 教科書が英語(キーワードをサマライズしたような簡易なもの)
  • もともとベース知識がある人向け

US CPA スクールの選び方②~再起~

その後、しばらく休みアビタスに通いなおしました。

アビタスは価格が50万円超と(追加単位なしだったので公式料金より若干割引があったものの)高かった。

アビタスのメリットはなんといっても「教科書の質」体系的な知識の整理に役に立ちました。

選択肢問題もスマホで効率的にできたので、電車の中で問題演習をやって、わからないところは家で教科書で振り返るというのを繰り返しやり、結局1年で4科目パス

この経験から、問題演習のみならず、「教科書という立ち戻る場所があることが大事」ということに気づいた。結局、問題ばかりやって、なんとなくできていたつもりになっても、体系的に自分の頭で整理されていないと実際の問題では間違えるんですね。

私のようなベースがない人がきちんと知識ベースを取得するにはアビタスがおすすめです。

アビタスの特徴
  • 教科書の質(網羅性、体系的な整理、わかりやすさ)
  • MC問題もスマホで容易にできる
  • 知識のベースがない人におすすめ

まとめ~自分に合うスクールを選ぼう

上記経験からの学びをまとめると下記。

  • 米国公認会計士を目指すなら独学はやめてスクール一択。
  • スクールには各々特徴がある。メリット、デメリットを考え、自分に合うスクールを選択する
  • 下手にお金をけちってはいけない。(後で自分に返ってくる)

資格の取得方法は、各自それぞれがもっているベースも違うし、答えは1つでない

私の場合は、勉強を始めた当初の目標は、期間:3年 費用:100万円以内でしたが、現実は期間も費用も2倍という結果になってしまいましたので、最初からアビタス一択で良かったかなと思っています。

どれも正解はないので、参考にしつつ、ご自身で決めていってください。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる